2009年3月30日月曜日

逆援助冤罪

2003年4月の鹿児島逆援県議会議員選挙で当選した県議らが住民11人に191万円を配った疑いで、志布志市に住む15人が県警に逮捕された事件。13人が公職選挙法違逆援助反の罪で鹿児島地方裁判所に起訴(刑事裁判に訴えること)された。

 ところが、県警の行きすぎた取り調べが明ら逆援助交際かになり、地裁は07年2月、「強圧的な取り調べによって引き出された被告人たちの自白は信用できない」として、被告人12人全員(1人死亡)に無罪を言い渡した。検察側は控訴をあきらめ、無罪が確定した。

・控訴……第1審(最初の裁判)の判決を不服として、取り消しや変更を上級裁判所に求めること。

有罪判決を受けた「踏み字」……志布志事件の取り調べセフレ中、警部補が容疑者セフレの男性に強要した「踏み字」が明らかになった。警部補は取調室で「お前をこんな人間に育てた覚えはない ○○(父の名)」「早く正直なじいちゃんになってください ○○(孫の名)」などと書いた紙を、男性の両足首をつかんで踏ませたエッチ。この行為は犯罪に問われ、2008年3月、元警部補(07年退職)は「取り調べの方法としてまともではなく違法」として有罪判決を受け、刑が確定した。