ローマ法王がiPhoneとFacebookに進出した。
法王庁は5月22日、新サイトPope2youをオープンし、iPhoneアプリ「H2Onews」とFacebookアプリ「Pope2You for Facebook」をリリースした。
H2Onewsは法王の遊説や教会関連のイベントなど、法王庁からのニュースを配信するアプリ。テキスト情報だけでなく、Vatican Television CenterおよびVatican Radioと協力して、動画や音声でもニュースを提供する。イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、ハンガリー語、中国語の8カ国語に対応。
Facebookアプリ「Pope2You for Facebook」では、法王からのメッセージをバーチャルポストカードとして受け取ったり、法王の写真を見たりすることができる。
またPope2youサイトでは、Wikiを使ったアプリケーション「WIKICATH」も提供している。「Wikiスタイルで構築されたプラットフォームを通じて、インタラクティブな新しいやり方で法王のメッセージを読むことができる」という。
法王庁はこれまでにもYouTubeに公式チャンネルを設けるなど、インターネットを活用して若者に訴求する取り組みを進めている。今回のiPhoneアプリやFacebookアプリもその一環とみられるイケメン学生をひいきする。自慢話で授業を中断する--。
学生が不満を漏らすダメ教員をなくそうと、山形大など4大学の教職員や学生がビデオ「あっとおどろく 大学教師NG集!」を制作した。来月7日の大学教育学会で発表する。
授業の質の向上に取り組む山形大の小田隆治教授が発案。静岡、東京工芸(神奈川県厚木市)、北星学園(札幌市)を加えた4大学の教職員が、学生の声をもとにダメ教員像を代表的なパターンに分けて脚本化した。撮影は山形大で行われ、学生約40人が出演した。
論文の締め切りに間に合わなかった学生を厳しくしかる一方で、イケメン学生には「あなたの論文を待っていたの」と猫なで声を出すエコヒイキ教員、専門用語をまくしたてた後、ぼうぜんとする学生を「どうせ君たちにわからない」と見下す教員、家族の自慢話で学生をしらけさせる教員……。12の寸劇が次々と展開され、どんな点がダメなのか一目でわかる。
イケメン役を演じた男子学生(21)は、「ビデオに出てくるような先生は実際にいます」と苦笑していた。
全入時代を迎え、学生の授業態度の悪さとともに、授業の質の低下も問題になっている。こうした中、昨年4月に大学設置基準が改正され、これまで教員任せだった授業の質の管理に、大学が組織的に取り組むことが義務づけられた。
小田教授は「反面教師をあぶり出すことで何が望ましい姿かを考えてほしい」と話している。
NG集は、学会での発表後、山形大のホームページで公開する。 海を取り巻く環境を知るために東京湾をクルーズしてみたら、プランクトンによって茶色く濁った海水や、それによって大量発生したクラゲを目撃。恋人たちが集まるお台場の海のリアルな光景を目の当たりにして、軽いショックを受けたボク。
このプランクトンがさらに大量発生する現象が赤潮だ。
「赤潮とは、植物プランクトンが大増殖することによって、海水の色が赤褐色や茶褐色、緑色に変わることをいいます。古くから続く自然現象のひとつとして知られていたものの、大きな社会問題として取り上げられるようになったのは、赤潮がより多くの漁業被害をともなうようになったからです。赤潮という名の他に、“苦潮”“腐潮”“厄水”などとも呼ばれているほどですから」(NPO法人東京海難救助隊の新井さん)
赤潮が発生すると、大量のプランクトンの呼吸により水中の酸素が減少し、そこに生息していた生物がいなくなって漁業に多大な影響を及ぼすこともある。プランクトンの大量発生による赤潮はやはり“害”なのだ。
東京湾では毎年40~50回もの赤潮が観測されるという。赤潮が発生しやすいのは、プランクトンの栄養となる窒素やリンが海水に大量に溶け込んでいるから。そして、その原因のひとつが、ボクらの生活排水なのだという…。
「プランクトンの栄養となる窒素やリンは、工場排水だけでなく、家庭から出る生活排水や農地で使われる化学肥料などにも多く含まれています。たとえば米のとぎ汁にはリンが大量に含まれていて、浄水施設でも取り除くのが難しく、河川から流れ込んでプランクトン増加につながっているといわれています」
今日からパン食うか! …という単純な話でもなく、実際のところ赤潮が発生するメカニズムはまだまだ解明されていないそう。
「赤潮を予防・防止するためには、まず第1に、海水域の富栄養化を防ぐこと。水質を汚染してしまうような生活排水や工場排水を出さないようにしていくことがもっとも大切です。現在は赤潮を予防するため、行政機関や各メーカーによって、プランクトン発生を防ぐ研究がなされています。私たち一般人としても、無洗米を選んでみたり、シャンプーや洗剤に含まれている成分に気を配ってみるなど、ひとりひとりの対策が、結果的には正しい方向へと導いてくれるはずです」
快適な生活の代償として赤潮が発生しているかもしれないということを、まずはボクらが認識することが大事なんですね。
“潮”についてはいろんな話題がありますが、赤潮についての問題を語れる男こそが、本当にやさしい男なのかもしれませんよ。